オリゴ党の過去の上演記録です。出演者の所属などは現在追いかけられるところまで
です。間違ってたらごめんなさい。
それぞれ、岩橋による適当なコメントつき。適当すぎるので折をみて更新しますね。


作成・2004年5月


第1回公演『こどもはわーいなんていわない。』
1993年1月16・17日

カラビンカ
主な出演/熊谷啓明・真田石・森一生・宮田蘭・他
あらすじ/雨降る墓地で出会った男二人。どちらが父で、どちらが息子なのか。輪廻
を巡る物語。
@記念すべき第1回公演。右も左も分からぬまま(カミテシモテくらいは分かった)
上演した作品。そもそも冗談で始まったプロデュース企画であり、これ以降続くとは
よもや思ってもいなかったです。
第2回公演『大きくなったら小さくなりたい。』
1994年9月17・18日
ウイングフィールド
出演/穴見圭司(現dracom)・筒井潤(現dracom)・久保田磨希(遊気舎<当時・現在TV俳優>)・中大路克也(クロムリブデン<当時・現劇団酔族館>)
あらすじ/暇な探偵事務所に現れた女の依頼と、アンデス山中で遭難した若者たちの
物語が交錯する地点とは?神の孤独を描いた作品。
@プロデュース形式で行なった第2回公演。この頃から豪華で多彩な客演に支えられ
ながらの公演でしたね。結構好きな話だし、やり残したこともあるんで、機会見て改
訂再演したいなあ。
第3回公演『ゲハ町』
1995年8月7・8・9日
ウイングフィールド
主な出演/仲村美由紀・井上条治・岩橋貞典・森一生・仲悟志(擬装機械王子)・山
本蝿太郎・三國浩一
あらすじ/霧の都・ロンドンを舞台に繰り広げられる男たちの殺し合い。誰が敵で誰
が味方か。謎の女・ドラちゃんとは?
@現在のオリゴ党の基礎となった公演。以後、オリゴ党はプロデュース集団から劇団
へと発展していこうとしました。仲村美由紀が初参加。
第4回公演『WAR CHRONICLEだっけ』
1996年3月1.2.3日
ウイングフィールド
主な出演/峯素子(現遊気舎)・小川十紀子(遊気舎)・仲村美由紀・地獄ミサ・織田拓己(TURKEY<当時>)・岩橋貞典・渡辺大介・石原新祐・三國浩一
あらすじ/女の子だけの学校。そこで教えられているのは、なんと魔法だった。言葉
と、それを使うもののための物語。
@初期オリゴ党の最高傑作、と、人に言われました。渡辺大介が初出演(前回から参
加はしてました)。他にも、現在までレギュラーとなるメンバーが多数参加していま
す。この頃、三國浩一(当時劇団員)が毎回芸名を変えるので面倒臭かった思い出が
(ここでは面倒くさいので全部三國浩一に戻してます)。
第5回公演『実験劇・KEIKO』
1996年6月19.20日
ウイングフィールド
主な出演/仲村美由紀.渡辺大介・峯素子・山本蝿太郎・三國浩一・石原新祐・森一生・穴見圭司・織田拓己・岩橋貞典.中嶋ミサ・田所草子(現在フリー)・桂正樹(現劇団メロディアスメロン)・他
あらすじ/とある劇団の稽古場。現れない女優・ケイコを巡って繰り広げられる練習
風景。
@物語に疑問を持っていた頃ですね。稽古風景を再構成した舞台。結構いろんな人が
出演していた気がする。チラシに勝手に提携公演とか書いてWFさんに怒られまし
た。
第6回公演『あばよ、ホルスタイン』(作/黒俊漠)
1996年7月26.27.28日
一心寺PART2
主な出演/渡辺大介.峯素子・仲村美由紀・石原新祐.中大路克也・織田拓己・山本蝿太郎・三國浩一・岩橋貞典
あらすじ/強盗犯が逃げ込んだ廃屋に暮らす姉妹。その正体とは。
@初の岩橋以外の作家の作品。「芝居たれ大阪'96」という企画に参加した作品。
渡辺大介初の主役でしたが、本人は照れてました。

第7回公演『多羅尾伴内の世界』
1996年10月1・2日
扇町ミュージアムスクエア
主な出演/信平エステベス(遊気舎)・峯素子・岩橋貞典・森一生・渡辺大介・石原
新祐・仲村美由紀・三國浩一・織田拓己・小川十紀子・仲悟志・田所草子・桂正樹・
穴見圭司・中大路克也・地獄ミサ・上別府学(現トリオ天満宮)・たなかひろこ(遊
気舎<当時・現さかなや>)・他
あらすじ/とある探偵事務所に現れた男の依頼は、台湾に潜伏する往年の名探偵・多
羅尾伴内の捜索だった。殺し殺されることでしか存在を認められない哀しい男たちの
物語。
@多羅尾伴内シリーズ第1弾。ていうか、シリーズ化するなんて考えてなかった。初
のOMS進出作品。舞台一面に拳銃の薬莢をばらまいた恐るべき作品。いまだにこれ以
上の銃撃戦はやってないなあ。この年4本も上演したんでかなりくたびれた思い出
が。
五周年公演 秋だ!一番!オリゴ党祭り
1997年10月21〜26日
カラビンカ
第8回公演『髪を切った姉妹は無意識のように恐ろしい』
出演/仲村美由紀・藤田佳苗(遊気舎<当時>)
あらすじ/劇作家の姉と現実世界に生きる妹との、絶望的に噛み合わない関係を冷や
やかに描く。
第9回公演『ユウサク7』
出演/杉原敏行(擬装機械王子)・渡辺大介・三國浩一・岩橋貞典・近藤敦
(HUSTLE.JAM)・小国奨(HUSTLE.JAM)・仲悟志・中大路克也・森一生
あらすじ/とある作業場に隔離され働かされる男たちを襲う姿なき暗殺者。パニック
に陥った男たちのとった行動とは。
@五周年ということで、豪華に二本立てに挑戦。いまだにあちこちでリスペクトされ
る『ユウサク7』もよかったんですが、『髪切』の乾いた描写が気に入ってます。い
つか再演しよう。チラシにマスコットキャラクタのオリゴ君が登場。以後定番キャラ
に。
第10回公演『今は亡き王国の歌』
1998年5月29・30・31日
ウイングフィールド
主な出演/武田操美(劇団鉛乃文檎)・三國浩一・渡辺大介・岩橋貞典・中大路克也・森一生・石原新祐・仲村美由紀・金子由美・大谷貴志(現劇団メロディアスメロン)・菊池秀之(現売込隊ビーム)・石峰あゆみ(現チキン王?)・吉野こまり(現サイバーネオン)・金明玉(劇団メロディアスメロン)・木下智恵子(演劇集団よろ
ずや)・柴田春加
あらすじ/架空の国でのお話。民主化を要求し国王を亡き者にしようとする親衛隊員
たちの裏には、テロリスト集団の影があった。ポリティカルファンタジー。
@金子由美初参加。もう一人、柴田春加というキャラの濃い女の子もいたのですが、
コレ一作で風のように消えていきました。今でもときおり、彼女は今ごろどこでなに
をしているのだろうかと思うこともあります。菊池君はこの後大ブレイクしました
ね。
第11回公演『ゲハ町1998』
1998年9月22・23日

扇町ミュージアムスクエア
主な出演/仲村美由紀・武田操美・織田拓己・渡辺大介・上別府学・中大路克也・田所草子・木下智恵子・吉野こまり・地獄ミサ・金子由美・岩橋貞典・森一生・三國浩
一・信平エステベス・穴見圭司・三上カゼヤ(演劇集団よろずや<当時>)・岸田俊
徳(パラダイスファクトリー)・林裕介(演劇集団よろずや<当時・現自由派DNA
>)・谷本誠(クロムモリブデン?)・他
あらすじ/幻の作品を追う編集者が紛れ込んだのは、現実には存在しない、霧の都・
ロンドンだった。『不思議の国のアリス』をモチーフに語られる猫たちの物語。
@第3回公演『ゲハ町』を自ら解体して再構成しました。面白かったんですが、岩橋
の至らなさに客演が怒り爆発させてたりと、ちょっと荒れた芝居でもありました。
番外公演その1『1999年の冬休み』
1999年1月7・9・10日

カラビンカ
出演/金子由美・田邊純子・水元忍・仲村美由紀・渡辺大介・三國浩一
あらすじ/天文学部の女生徒の合宿中に起きるなんてことのないちょっとした出来
事。少しせつない物語。
@スタッフ空海プロデュース参加作品。女子高生シリーズ第1弾。なんだかむやみや
たらにスタッフの評判のいい芝居でした。田邊純子のセンス爆発チラシが以後オリゴ
では定番に。後に住吉商業高校演劇部によって上演されました。
第12回公演『子犬祭り』
1999年4月2・3・4日

ウイングフィールド
主な出演/きく夏海(劇団酔族館<当時・現フリー>)・薬丸裕生(現黄金週間)・
井上岬(現ふれねる缶)・池上和美(現カラン)・仲村美由紀・渡辺大介・岩橋貞典
・三國浩一・田邊純子・他
あらすじ/犬の繁殖牧場に勤める女たちの日常に起こる異変。やがてそれは、彼女た
ちの世界の崩壊へとつながろうとしていた。
@これまでとガラリと作風を変えて挑戦した「静かな演劇風」芝居。客演も、オリゴ
初参加のおネエ様方をお招きし、ちょっぴり大人な芝居作りを試みました。本番前、
猛烈な鬱に襲われた岩橋、かなりヘコんでましたが、今ではすっかり立ち直りまし
た。多分。
番外公演その2『猫目石』
1999年12月2・5日

プラネットステーションパブリックスペース
出演/マエダトモミ(劇研「嘘つき」<当時>)・小川十紀子・金子由美・仲村美由紀・三國浩一
あらすじ/地学部で怠惰な時間を過ごす3人の女生徒の、どうしようもない焦燥感を
描く。
@またしても空海プロデュース参加。女子高生シリーズ第2弾です。1作目(の評判)
を超えようとムキになって書いた覚えがあります。お陰でちょっと勇み足、かな。
第13回公演『耳と鼻と口と目と 〜多羅尾伴内の世界・復讐編〜』
2000年7月11・12日
主な出演/仲村美由紀・金子由美・渡辺大介・岩橋貞典・織田拓己・仲悟志・今中黎
明(フリー)・蟻蛸蛆(PASSIONE)・宮都謹次(売込隊ビーム)・植田浩輔(エビス堂大交響楽団)・テリー<寺本功>(クロムモリブデン<当時>)・大久保勝巳(劇団満遊戯賊<当時>)・石川真士(フリー)・塚本修・他
あらすじ/小さなリサーチ会社を経営する小寺零のもとに現れる謎の男。男は、すで
に死んだとされる多羅尾伴内の捜索を依頼する。多羅尾の実の娘である小寺の存在を
巡って、台湾のテロ組織が行動を開始する。父と娘を巡る物語。
@前回の『多羅尾』ほどではないにせよ、再び銃撃戦をしました。客演もまたまた大
幅刷新、新鮮なイメージで新しい多羅尾伴内の物語を作ることができたと思います。
出演する女性が二人だけということで、あまりに楽屋が汚かった(そして臭かった)
ことが一番印象的でした。オチケン(植田浩輔君)が正式にエビス堂に入団した頃で
したね。こうして見ると、オリゴもエンタメ系と付き合いがあるんですねえ。以降、
『多羅尾』をシリーズ公演することを決意。
第14回公演『イルカ殺し』
2000年11月22・23日

ウイングフィールド
主な出演/渡辺大介・金子由美・仲村美由紀・蟻蛸蛆・織田拓己・今中黎明・薬丸裕生・加藤一瑞(演劇集団よろずや<当時>)・中村大介(Blue,Blue.)・古石千尋(劇団各駅停車<当時>)・水原睦(
フリー)
あらすじ/某大学の研究所では、人間の脳を使った危険な実験が行なわれていた。
淡々と研究を進める研究者たちの姿をドライに描く。
@作品も客演さんも、結構安定したいい話になっていると思うんですが、どうでしょ
うね。今は東京に行ってしまった水原睦がコメディリリーフとしていい味出してまし
た。また機会あったら、彼女と芝居してみたいですね。本公演では初めて岩橋が出演
しませんでした。当時はウズウズしながら稽古してましたが、今にして思えば、新鮮
だったなあ。
第15回公演『グレガリア』
2001年7月6・7日

シアトリカル應典院
主な出演/きく夏海・伊藤昌弥(劇研「嘘つき」)・日西ひと美(現それいゆ)・菊
丸(遊気舎<当時>)・林裕介・渡辺大介・金子由美・今中黎明・宮都謹次・岩橋貞

あらすじ/孤島に作られた製薬会社の昆虫研究所にやってくる怪しげな男たち。彼ら
の存在は、島の秩序を乱し、やがて破局を迎える。
@このすぐ後に米国で同時多発テロがありまして、この芝居やってた頃はテロリスト
役なんて説得力ないとか言われてましたが、私の勝ちですね。いや、勝ち負けではな
いんですが。仲村美由紀が制作仕事に追われ、出演お休み。

十周年公演 新世紀だよ!オリゴ党祭り
2002年2月2・3日
ウイングフィールド
番外公演その3『ザクレロの鎌』

出演/渡辺大介・岩橋貞典・杉原敏行
あらすじ/部屋で引きこもって模型を作る男のもとにやってくる友人たちとの、滑稽
なほど哀しい友情のすれ違い。
番外公演その4『優しい悪魔』
出演/金子由美・田邊純子・鷲見みどり(フリー)
あらすじ/歴史研究会と偽ってトイレで怪しげなミサを繰り広げる女生徒たちの、友情のお話。
@十周年ということで、またしても2本立て芝居。『ザクレロ』は、「大きいお友達」の心を大きく抉ってしまい、会場は爆笑の渦に。そういう芝居じゃないんですが。お陰で後からやる女の子チームがすげえやりにくそうでした。女子高生三部作の
完結編だというのになあ。

第16回公演『グラスナイフ 〜「WAR CHRONICLEだっけ」より〜』
2002年7月13・14日
ウイングフィールド
主な出演/仲村美由紀・金子由美・渡辺大介・杉原敏行・菊丸・古石千尋・池上和美
・今中黎明・中村大介・林裕介・吹田智美(まんごすちん<当時>)・安野公子(A
級MissingLink<当時>)・かな(トリオ天満宮オールスターズ)・白石サチ(A&Tア
クターズシアター<当時>)
あらすじ/アイドルのプロモーションビデオの撮影現場、そこで撮られているストー
リーは、魔法学校の女の子達の物語だった。やがて融合していく現実と虚構二つの世
界。それは作者の見る夢か、それとも女の子達の夢なのか。
@第4回公演を下敷きに、別の物語としてすっかり書き換えたリニューアル作品。だ
からラストの台詞が概ね似ていても、作品としては別物なのだよ。分かるかね三國
君。個人的にやりたかった「80年代リスペクト」というテーマに、ちょっとだけ迫れ
たかなあ、とか、思ってます。これも、まったく別のアプローチで再演してみたい一
本。